ソクナイトとは?ルネスタ・ジェネリックの効果、飲み方を解説

ソクナイト

ソクナイトとは?
・処方睡眠薬・ルネスタのジェネリック医薬品
・服用後30分ほどで効き始め、作用は5~6時間ほど持続
・インドの大手製薬会社・Asle pharmaceuticals製
・商品開発に日本人スタッフが参加しており、日本人に馴染みある作り
こんな人におすすめ!
・体は疲れているのに何時間も寝付けない
・寝つきが悪くて毎日睡眠不足
・就寝できても夜中に起きてしまう

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ソクナイトの効果

脳の興奮を抑えて、入眠を促します
有効成分・エスゾピクロンが脳の神経伝達物質・GABAを活性化させ、脳の緊張や興奮を抑制します。

GABA受容体は、抗不安・催眠・鎮静などに深く関わっている抑制性の神経伝達物質です。
ベンゾジアゼピン(BZD)受容体とともに複合体を形成しています。
BZD受容体が刺激を受けると塩化物イオンが流入。
GABA受容体の作用を強めることで興奮が抑制されて、抗不安作用・催眠・鎮静作用が
現れます。

睡眠薬は大きく分けて、ベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系の2種類に分類されます。
ソクナイトは非ベンゾジアゼピン系です
脳内にあるベンゾジアゼピン受容体は、ω1、ω2、ω3と3つ存在し、
・ω1は主に催眠や鎮静作用に関わる
・ω2は主に抗不安作用や筋弛緩作用に関わる
・ω3は腎臓に多い(睡眠にはあまり関係していません)
ベンゾジアゼピン系はω1とω2に作用、非ベンゾジアゼピン系はω1に作用します。
ソクナイトは、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬でω1に働きかけます。
筋弛緩作用が弱く睡眠薬の服用で懸念されるふらつきや、転倒などのリスクが少なくなっているため、比較的安全に服用できます。

ソクナイトの作用時間

ソクナイトは、超短時間型睡眠薬。
服用して約30分~1時間で効果が現れて、最大血中濃度は1時間後と言われています。
超短時間型睡眠薬なので、服用後2~5時間効果が続きます。
よってソクナイトは、入眠障害と中途覚醒の症状を改善してくれます。
服用後5時間ほどで、血中濃度の半減期が訪れます。
ソクナイトの成分は、吸収も早く体から抜けるのも早いのが特徴です。

ソクナイトのメリット

・睡眠が深くなる
従来の睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)は、睡眠が浅くなる場合がある
・翌朝の眠気やふらつきなどの副作用が少ない
睡眠だけに作用するので、ふらつきなどの副作用が少なく高齢者にも使いやすい
・依存性がすくない
ベンゾジアゼピン系と比べて依存が形成されにくい
などのメリットがあります。

ソクナイトのデメリット

・効果が中等度
副作用が少ないお薬は効果も穏やかです。
頑固な睡眠障害がある方には効果が見られない可能性もあります。
・種類が少なく超短時間型のみ
ベンゾジアゼピン系は、種類が豊富で作用時間や強さから選べます。
非ベンゾジアゼピン系は、超短時間型。
そのため寝つきが悪い方には有効ですが、中途覚醒や早朝覚醒がある方には効果が現れない場合があります。
・眠気の持ち越し
まれに睡眠薬の代謝が悪い人は、薬が効きすぎてしまうことがあります。
万が一眠気の持ち越しがあり、日常生活に支障をきたす場合、より効果が短い薬に変えるか睡眠薬の服用量を減らしましょう。
非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中でも半減期に差はあります。
より半減期の短い睡眠薬に変えていくのも一つの方法です。

ソクナイトの飲み方

1日1回、就寝前に1錠を水またはぬるま湯で服用しましょう

服用回数 1日1回
服用量 1回1錠
服用タイミング 就寝前

ソクナイトは薬の成分の代謝が早いので、服用後30分~1時間で効果が発現します。
服用後に家事や車の運転をすると、ふらつきや大きな事故に繋がる可能性があります。
ソクナイトを服用後は、すぐに就寝しましょう。

食事の影響

食後の服用は避けましょう!
ソクナイトを食後すぐに服用すると、薬の成分の吸収が遅くなり効果の発現までに時間がかかってしまいます。
空腹時に服用すると30分~1時間後には最大血中濃度に達します。
食後に服用すると、最大血中濃度に到達するまで約3時間以上かかってしまいます。
就寝する約3時間前には食事を済ませ、ソクナイトを服用する時は飲んですぐに就寝できる体制にしましょう。

お茶やコーヒーに注意
お茶やコーヒーに含まれるカフェインは、薬の効果を弱める可能性があります。
寝る前に日本茶やコーヒー、紅茶などは控えましょう。

ソクナイトの副作用

副作用
味覚異常、頭痛、浮動性眩暈、注意力障害、口腔内不快感、口内乾燥、便秘、下痢など
異変を感じた際は直ちに服用を止めて、医療機関を受診しましょう。

アルコールとの併用禁止

ソクナイトは超短時間作用型の睡眠薬。
服用後高い発現率で、健忘が現れる可能性があります。
健忘とは、過去の経験を部分的または完全に思い出せなくなることです。
薬を服用後の記憶が無くなり、朝起きると記憶にはない外出跡や電話の記録などがみられたりします。
これは、薬の作用時間が短いために起こります。
急激に覚醒のレベルを落とす為、覚醒状態が中途半端になり記憶が抜け落ちてしまうのです。

アルコールもソクナイトも、肝臓で分解されます。
飲酒が習慣化している方は、肝臓の機能が変化している可能性があります。
併用して飲んでしまうと、薬の成分が代謝されずに翌朝まで効果が残ってしまい「眠気の持ち越し」や意識が中途半端になり「健忘・せん妄」が起こりやすくなってしまいます。

ソクナイトとアルコールを併用していると両方に依存してしまう危険性も。
睡眠薬のソクナイトと、アルコールは働きが似ています。
体がソクナイトの作用にすぐ慣れてしまい、効き目が悪くなってしまうのです。
同じ用量で服用しても、効果が出なくなる場合があります。
体からソクナイトやアルコールが抜けると、心身の不調を感じてしまい精神的に依存してしまいます。
ソクナイトを服用しながらの習慣的な飲酒は避けましょう。

併用禁忌薬
筋弛緩剤、中枢神経抑制剤、麻酔時、CYP3A4誘導作用を有する薬剤、CYP3A4阻害作用を有する薬剤など

ソクナイトを服用できない人
・エスゾピクロンまたはゾピクロンに対して過敏症の既往症がある
・重症筋無力症
・急性狭隅角緑内障の患者
・肺性心、肺気腫、気管支喘息および脳血管障害により呼吸機能が著しく低下している
・妊娠中または授乳中の女性
・高齢者
・心障害がある
・体力が低下している
・肝機能障害または腎機能障害がある