ルネスタ・ジェネリック副作用

ルネスタジェネリックの副作用

不眠症状である入眠障害に適応できるルネスタ・ジェネリック
即効性があるため、その分副作用も顕著に発現する可能性があります。
従来の睡眠薬、ベンゾジアゼピン系の薬よりは副作用や依存性が軽減されていますが、副作用がない医薬品はありません。

ルネスタと同じ有効成分・エスゾピクロンを配合しているため、ジェネリックも同じ副作用を発現します。

【ルネスタ・ジェネリックの副作用一覧】

【精神神経系】
傾眠、頭痛、浮動性めまい、不安、注意力障害、異常な夢、神経過敏、記憶障害など。
【消化器】
味覚異常、口渇、下痢、吐き気、便秘、消化不良、嘔吐など。
【その他】
倦怠感、片頭痛、筋肉痛、末梢性浮腫など。

※一部を抜粋しています。詳しく知りたい方はコチラから。

本記事はルネスタ・ジェネリックの副作用について知りたい人にオススメです!

ふわふわ感は効いている証拠?

ルネスタでふわふわ感
「ルネスタ 副作用」と検索をすると「ふわふわ」という検索ワードが出てきます。
実は、ふわふわ感は副作用というよりも効果に近い現象です。

ルネスタは、寝つけない・緊張や不安を感じて眠れないといった入眠障害に対処する医薬品。そのため脳へと作用します。
脳内で生成されているGABAへと働きかけて、就寝前の興奮状態や不安、緊張感を緩和。
すると脳内がリラックス状態へとなり、まさにふわふわ感を発現するのです。

ルネスタ・ジェネリックを飲んだ後に感じるふわふわ感は、薬がきちんと効果を発揮している証拠で過度に心配する必要はありません。

ふわふわしている状態で作業をしないで

ルネスタ・ジェネリックは、ふわふわ感で入眠を誘う薬です。
しかし、そのふわふわを感じているにもかかわらず家事や作業を続けるのはNG。
車の運転や危険を伴う機械の操作はもってのほかです。

薬を飲んだ後はすぐに床に就くのが基本中の基本なので、ルネスタ・ジェネリックを飲みふわふわ感を感じ取ったらすぐに眠れるような体勢をとっておきましょう。

苦味は避けられない?味覚異常について

ルネスタジェネリック苦味
ルネスタ・ジェネリックで一番の懸念となる副作用があります。それは苦味。
医学的にいうと味覚異常です。
口中に苦味が広がり、中には我慢できずに飲み物やガム、飴で誤魔化そうとする人もいます。

苦味を生じる理由は、薬が体内で代謝されて再び唾液腺へと再分泌されるからといわれています。
実は苦味に関しては、睡眠薬の専門医でも明確な理由が分かっておらず、有効成分が唾液腺へと再分泌されるというのもひとつの説にすぎません。
しかし、多くの医療従事者達がこの説を推しているので、明確な理由になりつつあります。

苦味への対策はクエン酸または歯磨き粉!

ルネスタ・ジェネリックの苦味を改善するために、飴やガムを食べるのはNG!
嗜好品と苦味はお互いの苦味を高めて、さらに口中が苦くなります。

苦味をどうにかしたい人はクエン酸を含む物に注目しましょう。
たとえばスポーツドリンクやオレンジジュース、乳酸菌飲料です。
2019年にある大学の教授らが研究した内容によると、有効成分であるエスゾピクロンはクエン酸を含む物を飲むと苦味が緩和したということが判明しています。

「苦味を消し去る」とまではいきませんが、どうしてもルネスタ・ジェネリックの苦味が気になるという人は試してみましょう。

晩酌をすると転倒リスクがアップ

晩酌とルネスタ
ルネスタ・ジェネリックは、これまでの睡眠薬・ベンゾジアゼピン系よりも副作用が軽減されています。
その理由は、脳に作用するから。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、脳と身体にも作用してふわふわ感と身体のふらつきを誘発します。
筋弛緩作用と呼ばれるこのふらつきは、ルネスタ・ジェネリックではあまり見受けられません。
しかし、お酒と併用するとふらつきを増強させて転倒するリスクがアップします。

「寝酒は寝つきが良くなる」と思っている人もいますが、実はこれ間違った認識なんです。
睡眠薬と一緒にお酒を飲んだり、晩酌をした後に睡眠薬を飲んだりすると身体がふらついて転倒。
お酒は身体の血流を良くする作用があるため、ルネスタ・ジェネリックの成分が急速にまわります。
お酒の力で強制的に成分のまわりが早くなってしまうため、ふらつきを誘発するのです。

家の中でも転べばケガを負う可能性は十分にあります。薬を飲む予定がある日は、晩酌をしないようにしましょう。

併用注意薬について

ルネスタ・ジェネリックには、併用を注意しなければならない筋弛緩薬という薬があります。
筋弛緩薬とは、身体の緊張や痛み、しびれを緩和する薬のことです。
身体中をリラックスさせる作用があるため、即効性を持つルネスタ・ジェネリックと併用をすると筋弛緩作用をさらに増強してしまいます。

併用禁忌薬ではないため併用できないとは言い切れませんが、筋弛緩薬を既に服用している人は必ず医師と相談しておきましょう。

「ルネスタ・ジェネリックを飲むと太る」は勘違い?

太るのは勘違い
ルネスタの副作用には体重増加の記載はありません。
服用することで劇的に体重が増える心配はないといえます。

しかし、脳をリラックス状態にする作用があるため緊張や不安状態が緩和され、食欲が復活する人もいます。
服用した後に過食気味になっているように感じた場合は、食生活に十分気を配りましょう。

また、ルネスタ・ジェネリックに体重を増加させる作用はありませんが、末梢性浮腫という副作用があります。
浮腫は医学用語で、一般的にはむくみで知られています。
普通のむくみとは違って、1~2日ではとれず、指で皮膚を押すと跡が残りそのまま元の状態へと戻りません。
浮腫は身体が膨張するため、一見太っているようにも見えます。
末梢性浮腫は発生頻度不明な副作用なので、異変に気づいたらすぐに医療機関で診察を受けてください。

重篤な副作用に注意

ルネスタ・ジェネリックには重い副作用があります。

・アナフィラキシーショック
・一過性前向性健忘
・呼吸抑制
・肝機能障害

上記の中でも一過性前向性健忘を発症する人がごくまれにいます。
名称を短くして健忘とも呼ばれるこの副作用は、記憶障害を引き起こします。
朝目覚めると薬を飲んだ後の記憶がない状態で、身に覚えのないケガができていたり、菓子の食べかけがあったりすることもあるのです。

健忘を予防するためには、ルネスタ・ジェネリックの服用タイミングを厳守することが大切。
必ず就寝前に飲むようにしましょう!