新型コロナ感染症の治療薬として大きな期待が寄せられている一方で、不安な声も多いイベルメクチン。
感染症治療薬としてすでに10年以上の実績があるものの、コロナ治療薬として未承認なので心配なのは当然です。
「コロナに効くなら買っておきたいけど迷ってる」
「安全に飲める方法ってないのかな?」
イベルメクチン自体は、安全性が認められている薬。
コロナ用で飲む場合であっても、リスクよりもメリットの方が大きいからこそこれだけ広まっていると言えます。
現時点で確認されている飲み方や副作用をしっかり確認し、コロナ対策に役立てていきましょう。
イベルメクチンの効果
イベルメクチンには2つの効果があります。
1、新型コロナの感染予防
2、新型コロナの初期治療
コロナの予防といえばワクチン接種が主流ですが、そのワクチンも安全性が疑問視されています。
また受けたいと思っても、アレルギーや基礎疾患があるために受けられない人がいます。
その点、イベルメクチンの方が予防策として取り入れやすいという意見も。
また、現在の日本ではコロナの初期治療で使用できる承認薬はありません。
もしも感染してしまったら、積極的な治療を受けることなく自宅療養で回復を待つしかないのです。
そういった恐怖に備えられるという点でも、イベルメクチンを購入する人が増えているのは当然のことかもしれません。
1、コロナの感染を予防します
イベルメクチンは、ウイルスの侵入を防ぐ作用が認められています。
コロナウイルスが細胞内に入らない = 感染しない
日常的に服用を続けることで、コロナウイルスから細胞をガードする働きを持続させます。
医療従事者や多くの人と接する機会が多い人など、感染のリスクにさらされている人は、予予防策として有効だと考えられています。
コロナ感染後の治癒を早めます
もし感染してしまっても、イベルメクチンにはウイルスの増殖を防ぐ働きがあります。
体内のコロナウイルスが増えない = 発症しない/軽症に抑えられる
またウイルスに感染すると、体内では過剰な免疫反応=サイトカインストームが起こることがあります。
サイトカインストームが起こるとウイルスだけでなく正常な細胞まで壊されてしまい、症状が悪化しやすくなってしまいます。
イベルメクチンにはサイトカインストームを抑える働きもあるので、より確実に重症化を防ぐことができると考えられています。
イベルメクチンの飲み方(服用方法)
イベルメクチンは、体重によって服用量が決められています。
基本的には、体重×0.2の成分量を摂取しますが、厳密に計るのは難しいものです。
医薬品データベースのKEGGでは大まかな用量が示されているので、参考にしてみましょう。
体重(kg):3mg錠数
・15-24kg:1錠
・25-35kg:2錠
・36-50kg:3錠
・51-65kg:4錠
・66-79kg:5錠
・80kg以上:約200mg/kg
【引用元|KEGGデータベース】
イベルメクチンを飲む際は、用量だけでなく回数も重要。
コロナ対策では、目的によって飲む回数が異なります。
1、予防
2、治療
それぞれの服用回数やタイミングを確認しておきましょう。
予防のための飲み方
飲むタイミング:空腹時
飲む回数:1回服用後、48時間後に1回服用する
3回目以降は週に1回のペースで服用する
日常的に予防したい場合には、週に一度だけ服用を続けます。
濃厚接触者になってしまって感染の進行や発症を予防したい場合には、はじめの2回で一旦終了。
その後、カゼのような症状が出なければウイルスは抑え込めたと判断します。
もちろん可能であれば、並行してPCR検査も受けてくださいね。
治療のための飲み方
飲むタイミング:空腹時
飲む回数:1日1回。最低5日間、または症状が回復するまで服用を続ける
体内のウイルスを少しでも早く減らせるよう、感染がわかった時点で服用を始めます。
ただし、イベルメクチンを毎日続けて飲むという方法は、本来の飲み方と比べて過剰摂取になるリスクがあります。
駆虫薬としてイベルメクチンを飲む場合、だいたいは一度の服用で終了します。
しかしコロナ治療では、治るまで飲むのが基本。
予想しない体調不良が起きたり、副作用が重く現れたりといったリスクがあるということは頭に入れておかなくてはいけません。
イベルメクチンの副作用
下痢、吐き気、めまい、腹痛、かゆみ、発疹など
いずれも発症頻度は低く、発症したとしても軽症のまま治まります。
ただし、長期間服用・連続服用をした場合でも、軽症で済むかどうかはわかっていません。
飲み始めには副作用がなくでも、長く飲み続けているうちに体調不良が起こる可能性もあります。
重篤な副作用
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、肝機能障害、血小板減少
発症することはまれですが、重大な後遺症を伴う副作用が現れる可能性があります。
体の異常に気づいたら、服用を中止して医師による処置を受けてください。