フルナイトの副作用は?購入する前にチェック!

これからフルナイトを買おうとしている人必見!
ここではフルナイトの副作用について紹介します。

日本人の間では睡眠薬=怖いというイメージがついてまわっていますが、用法・用量をきちんと守れば安全に使用できる薬です。
「これって薬の効果なの?」「飲み始めてから調子がおかしい」と不安感にかられないためにも、事前に薬の副作用について知っておくことが大切です。

「副作用が怖いから飲みたくない」と治療を諦めてしまう前に、フルナイトの副作用について知識を深めていきましょう!

【フルナイトの副作用一覧】

精神・神経系 消化器 肝臓 その他
傾眠、記憶障害 苦味、下痢、悪心 ASTやALT値の上昇 倦怠感、湿疹、浮腫

※一部を抜粋しています。詳しくはコチラから。

フルナイトで苦味を感じるワケ

フルナイトの苦味
フルナイトはルネスタ・ジェネリックのため、副作用である苦味をそのまま受け継いでいます。
薬=苦いというイメージがありますが、有効成分であるエスゾピクロンを含むフルナイトは通常の薬よりも強烈に苦味を感じます。
もちろんこの苦味の感じ方は個人差があり、我慢できるレベルという人もいれば我慢ならないという人も。
そのため「必ず苦味を感じます!」とは言い切れないのです。

フルナイトの苦味は、薬の成分が体内に吸収された後に口の中にある唾液腺へと再分泌されるために引き起こされます。
服用時に苦味を感じるケースは少ないといわれていますが、体内で薬が代謝されると苦味を感じ始めるのです。
人によっては起床時から数時間、半日以上も口の中が苦味を感じたままになることもあります。

有効成分であるエスゾピクロンの苦味に関しては、唾液腺への再分泌という説が有力といわれています。
実は、睡眠薬の専門家でもエスゾピクロンの苦味に関しては明確な理由が判明していないのです。

【フルナイトの苦味に関するツイート】

体験者の中には、口の中に入れただけで苦味を感じる人もいるようです。

苦味を和らげる方法をチェック

フルナイトの苦味を緩和する方法を知りたくありませんか?
実は、水や飴、ガムといった飲料や嗜好品で口の中を誤魔化すのはNG。
飴やガムはさらに唾液を分泌させるため、苦味をより感じやすくなります。
水に関しては明確な利用が分かっていませんが、苦味が軽減されないことがある研究で判明しています。

武庫川女子大学の教授らによって行われた「飲料による苦味のマスキング」では、水や麦茶よりもオレンジジュースやスポーツドリンクが苦味に対処できると発表されています。
この研究によってオレンジジュースやスポーツドリンクに含まれるクエン酸は、苦味に対抗できることが判明したのです。

また医薬品を開発・販売しているエーザイでは起床時に苦味を感じる時は、歯磨きをすることを推奨しています。

もの忘れにご注意!健忘って知ってる?

健忘の副作用
フルナイトは飲むタイミングを間違うと健忘という副作用を誘発します。
実は、健忘という副作用が「睡眠薬=怖い」というイメージ付けになったといっても過言ではありません。

フルナイトは即効性に優れている睡眠薬です。
効果を発揮するのは飲んでから約30分後といわれていますが、そのまま寝ずに家事や仕事をしていると健忘を引き起こします。
健忘とは、フルナイトを飲んだ後の記憶がごっそり抜け落ちてしまう現象のこと。

たとえば、

・飲んだ後に何をしていたか思い出せない
・掃除したはずなのにまた散らかっている
・食べた覚えのない菓子が散らばっている

といった状態になる場合もあります。
起床時には薬の成分が抜けているので意識がハッキリしていますが、健忘の影響で飲んだ後の記憶を思い出せないという状況に陥るのです。

人によっては健忘の状態で車の運転をしようとしたり、そのまま外出しようとしたりする人もいます。
無心の状態で行動をするのはとても危険な状況を招きます。

健忘の対策は飲むタイミングを守ること

健忘の副作用を聞くとやはり「怖い」と感じてしまいますが、飲むタイミングと成分量をきちんと厳守すればそういった副作用を招くことはありません。

フルナイトを飲むタイミングは、就寝前に飲む薬です。
飲んだ後はすぐにベッドへ入り、いつでも入眠できるような体勢に入っておきましょう。
また「早く効果を感じたいから」という理由で、1錠以上服用してはいけません。
成分量が身体に合っておらず、副作用の健忘を引き起こしやすくなります。

日中に眠気を感じる傾眠

傾眠
フルナイトの副作用の中には、傾眠があります。
傾眠とは、日中に感じる眠気のことで活動時間中に支障をきたす副作用です。
高齢者のウトウトしている状態や、ご飯を食べた後のウトウト感、または風邪薬を飲んだ後の眠気に近い現象。

通常、フルナイトの持続時間は5時間ですが、その影響が日中まで続く人もいます。
先発薬であるルネスタの臨床実験では、飲んだ後に傾眠を感じる人が全体(48%中)の約3.7%を占める結果に。
風邪薬で眠気を感じたことがある人は、傾眠の副作用を感じやすくなるかもしれません。
決して多くないパーセンテージですが「昼間に眠気を感じることもあるのか」程度に把握しておきましょう。

こまめな水分補給を

傾眠への対策は、こまめな水分補給です。
「なんで水?」と思うかもしれませんが、こまめに水分補給をすることによって日中の覚醒度合いが通常よりもグッと上がるといわれています。
体内の水分不足と眠気は密な関係にあります。
そのため体内のミネラルが不足すると薬の影響も合わさって、さらに眠気を感じやすくなるのです。

お酒との併用は副作用を強めます

お酒とフルナイトは危険
「フルナイトとお酒を飲めばより眠れるのでは?!」と思っている人もいるでしょうが、それは間違った認識です!
フルナイトとお酒の併用は非常に危険で、副作用を増強する危険性があります。
またフルナイトよりもお酒で眠ろうと寝酒をする人もいますが、その手法はオススメできません。
お酒は睡眠の質を下げる作用があるため、起床時に満足感がなかったり二日酔いを誘発したりします。

フルナイトを飲む時は、水またはぬるま湯で飲むようにして、寝酒はしないようにしましょう!